タイヤの増し締め、してますか?【重機・重量物の輸送・運搬なら広島県のミカワへお任せを】

すっかり寒くなりましたね!

こちらでは初雪も降りました!(※前回記事参照)

もうすぐ冬も本番です。


タイヤ交換の時期が到来しましたが、

皆様、タイヤの増し締めをしていますか?

安全な走行を確保するためにも必要な作業ですので、

「ちゃんとしてるよ」という方も

「あまり意識してなかったかも」という方も

改めて確認していただきたいと思います!

○増し締めとは

タイヤのナットが適切なトルク※で締められているかを

確認する作業のことをいいます。

「増し締め」という言葉の雰囲気から

「とにかく強く締めるのかな~」と思っていましたが、

きつすぎてもダメなんですね……


※トルクとは…

物体を回転させる力、ねじる力のことです。

特にねじ締めに関わる場合は締付けトルクといいます。

単位は「N・m」(ニュートンメートル)です。

トルクの大きさは、回す工具の長さ×加える力で求められます。

例えば、長さ1mのレンチに30Nの力をかけたときのトルクは

1m×30N=30N・mとなります。


トルクの単位は、

かつてはkgf・m(重量キログラムメートル)が

使われていましたが、1993年に施行された新計量法で

SI単位(ISO国際規格)によるN・mに移行しました。


○増し締めの必要性とは

適切なトルクでナットが締めつけられていないと、

ナットやボルトの破損に繋がり、脱輪の原因となります。

脱輪事故を防止するため、

定期的に緩みを確認する必要があるのです。


○増し締めのタイミングは?

タイヤ交換から50kmから100km程

走行したときに増し締めをします。


国土交通省によると、令和2年度に発生した

大型車の車輪脱落事故件数は131件。

131件中87件(65%)が、

令和2年11月から令和3年2月と冬季に発生しています。

また、車輪脱着作業後1ヶ月以内に発生したものが76件(58.0%)。

タイヤ脱着作業内容も冬用タイヤへの交換が半数以上を占めています。


出典:国土交通省ウェブサイト(2021年12月18日アクセス)

https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000273.html

また、安全確保のため、

それ以降も定期的に増し締めをする必要があります。

※ミカワでは毎月10日・20日・30日を

 増し締めデーとしています!


○増し締めのやり方

駐車場など、安全な場所でギアをPに入れエンジン停止後、

全ナットの増し締めを行ないます。

締めつけの順番は対角線順になるようにします。

かいつまんで説明すると、

トルクレンチの目盛りを規定値にセットした後、

レンチ後端部にあるロックをかけ、

「カチッ」と音がするまでレンチを

静かにゆっくり右方向に回すだけです。

一度「カチッ」と音がしたら力を緩めるべし!

規定トルク値は車種によって異なるので、

そこもしっかり確認しておきます。


注意点は以下の3つ。

・ホイールナット(ボルト)の緩め作業に使用しない

・「カチッ」と音がした後にさらにレンチを回さない

・使用後は初期設定値に戻す


(トルクレンチは精密機器ですので、

丁重に扱わなくてはなりません)


○さいごに

タイヤが脱落してしまうと、

大きな被害が出る可能性があります。

日々の点検を確実にすることで

未然に防いでいかなくてはなりません。


ミカワでは安全な運行のために、

日々、点検・整備を確実に行なっています!!


◎広島の運送会社 株式会社ミカワ

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