トラックキャビンとは、トラックの頭の部分で人が乗る運転席・助手席の部分の名称で、キャブとも言います。反対に荷台の事は、ボディと言います。
〈トラックキャビンの種類〉
・ショートキャブ(短距離向き)
一般的なトラックのキャビンのこと。
キャビン部分をコンパクトにして、荷台の部分が広くなる分、荷物が積める。
・フルキャブ(長距離・長時間向き)
運転席と助手席の後ろに、仮眠のためのベッドスペースがあるキャビンのこと。
ベッドスペースがある分、横から見た時にキャビンが長くなっています。
メリット-仮眠がとれて身体を休めることができる。
デメリット-荷台のスペースが狭くなる分荷物の積める量が減る。
・ダブルキャブ
キャビンが二列になっていて5人まで乗れるキャビンのこと。
一般的なキャビンは一列で、2~3人までしか乗れませんが、ダブルキャブは二列の為、乗用車のように5人まで乗ることがきできます。
シートが二列ある分、荷台の部分が狭く積む量が限られてきます。
・ワイドキャブ
横幅が広くなっているキャビンのこと。
車種にもよりますが、およそ左右10㎝ずつ広くなっています。
メリット-キャビンが広い分、ドライバーが快適に過ごせるし、荷台も広い分荷物も多く積めます。
デメリット-車幅が広い分、小回りがききません。
・ハイルーフキャブ
天井が高くなっているキャビンのこと。
車種によっては、ハイルーフの部分にベッドスペースがあるものもあります。
メリット-人が立ち上がれるほどのスペースがあるため快適にすごせます。
デメリット-天井が高い分、低い橋や歩道橋、トンネルや屋内駐車場は、通過できないことがある。
〈トラックキャビンは寝る場所!?〉
長距離のドライバーにとっては、長い時間キャビンの中で過ごします。
食事・休憩・仮眠など、人それぞれ工夫をされています。
工夫のひとつにベッドスペースがあります。
長距離・長時間の運転をするドライバーにとっては、トラックキャビンは寝る場所とも言えます。
そこで❝ちょっと覗いてみました…キャビンのすごし方色々❞
大切なのが、キャビンで使用する「敷ふとん」は、専用のものが色々とあります。
冬場に役立つのが、蓄熱マット。熱を蓄えておくので、エンジンをきっても暖かく眠ることができます。
夏は涼しく冬は暖かくしてくれる、温冷水マットなんてのもあります。
水を入れて使用するものですが、18℃から45℃まで調整できる機能が付いています。自宅でも使える便利なマットですね。
マットレスなどは最近種類も増えてきて、ポリエステル、低反発、高反発など色々。
カバーも人それぞれ色々あって、個性豊かでした。
テーブルを置いて、食事をしたり、書き物をしたりと立派なプライベートルームが、垣間見ることができました。
中には、カセットコンロでお湯を沸かしてラーメンを食べる人もいましたよ。くれぐれも火傷、火の元には注意して下さいね。
仮眠の必要がない人のベッドスペースには、クーラーBOXが積んでありました。飲み物などが入っているのでしょう。夏の熱中症対策はバッチリですね。
皆さん快適に過ごされている様でした。
どうかこれからも安全運転で、よろしくお願いします。